Cosmic Vertex Lab — 研究論文
クエーサーの時間変動特性を活用した宇宙距離スケール測定法について検証。本研究では、Sloan Digital Sky Surveyから選定した約8,000個のクエーサーについて、10年以上にわたる可視光モニタリングデータの構造関数解析を実施した。光度変動の時間スケールと光度の間に成り立つ経験的関係を再較正し、赤方偏移z=0.5〜3.0の範囲で独立した距離指標として利用可能であることを示した。Ia型超新星やバリオン音響振動による距離測定と組み合わせることで、ハッブル定数H₀の制約精度を約8%向上させることに成功した。
キーワード: クエーサー、宇宙距離、光度変動、ハッブル定数